. アフガン・ボラーニのレシピ -TIRAKITA レシピ

アフガン・ボラーニ

さん提供
野菜を挟んで香ばしく焼きあげたアフガニスタンのパンの一種
アフガニスタン料理
アフガン・ボラーニの写真

アフガン・ボラーニのレシピの説明

今回ご紹介するのは、アフガニスタン近郊に伝わる野菜を挟んだパンの一種です。
皮はいわば餃子を大きくしたようなものですが、強力粉を使ったりイーストを入れて発酵させたりする作り方もあります。今回はご紹介したものは、簡易バージョンです。
中の具の野菜の組みあわせ、添えるヨーグルトソースは、作り手によってバリエーションがさまざまあります。

このレシピは、オーストラリア・メルボルン旅行中におまつり(?)に遭遇し、その屋台のひとつから買って食べたものの味を思い出し、アフガニスタンの作り方を参考にしました。移民が多いメルボルンは、世界各国のストリートフードまで味わえる街です。
香ばしい小麦粉の生地にシンプルな具、ヨーグルトソースからはゆかり風味がして、不思議にやたらとおいしい組み合わせであったことをよく覚えています。

ゆかり風味は、「スマックsumac」という中東で広く使われているスパイスであったことを最近知りました。ウルシ科の木の実を乾燥させたもので、日本の紫蘇とは関係ないものだそうです。トルコをはじめとした中東では、ドレッシングにオリーブオイルと塩、そしてこのスマックをふりかけたサラダがよく食べられています。
材料(2人分)
所要時間: (準備: 調理:)
生地6枚分

小さじ1

大さじ1

具材

1〜2本

大さじ1

ヨーグルトソース

小さじ1/2

大さじ1

ポイント:お好みで。両方入れてもOK


1
アフガン・ボラーニの手順画像0枚目
ほうれん草はさっと茹でて細かく刻む。
2
アフガン・ボラーニの手順画像1枚目
じゃがいも、たまねぎ、細ねぎ、パセリ、パクチーを刻む。
3
アフガン・ボラーニの手順画像2枚目
フライパンを中火にかけてサラダ油を熱し、じゃがいもとたまねぎを入れて炒める。
4
アフガン・ボラーニの手順画像3枚目
透き通ってきたら1と2の残りを加え、ブラックペッパーも入れて全体がよく混ざるように炒める。
5
アフガン・ボラーニの手順画像4枚目
生地の材料を合わせて箸などでぐるぐるかきまぜ、まとまってきたら台に移してよくこねる。
6
アフガン・ボラーニの手順画像5枚目
表面がなめらかになったら6等分にして丸め、直径18〜20cmほどの大きさに延ばす。
7
アフガン・ボラーニの手順画像6枚目
6等分した4を生地の上半分に薄く広げる。
8
アフガン・ボラーニの手順画像7枚目
生地を半分に折り、空気を抜きながらふちを指で押さえて止める。
9
アフガン・ボラーニの手順画像8枚目
大さじ1ほどのサラダ油(分量外)を熱した中強火のフライパンに8を2つずつ入れて、両面をこんがり焼く。
10
アフガン・ボラーニの手順画像9枚目
ソースの材料をよく混ぜ合わせる。
11
アフガン・ボラーニの手順画像10枚目
ボラーニにソースを添えて完成。ボラーニを食べやすいように手でちぎり、ソースをつけて食べる。
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アフガン・ボラーニのレシピのコツ
今回の生地は薄力粉のみを使ってみました。成形の前に生地を休める時間が必要がなく、イースト入りの強力粉の生地のように延ばす時に小さく縮んでしまうこともなく、扱いやすい生地になりました。
焼くときは、フライパンに押さえつけるようにしながら何度かひっくり返しして焼くと、表面に均一にボラーニらしい焼き色と模様をつけることができます。

具材のほうれん草と玉ねぎは必ず入れたいところですが、じゃがいもはなくてもおいしいです。メルボルンで食べたものにはじゃがいもは入っていませんでした。
このレシピでは生地以外に塩が入っていませんが、ヨーグルトソースに使う「ゆかり」に塩がたくさん入っているためです。塩気は、味を見ながら調整してください。