ブラバス

さん提供
スペインのおつまみ「タパス」料理のひとつ。ブラバソースが決め手です。
スペイン料理
ブラバスの写真

ブラバスのレシピの説明

スペイン旅行をした際、長時間の乗り継ぎフライトで夜遅い時間に現地に着き、疲れ切って立ち寄ったホテル近くのバルで最初に食べたスペイン料理がこれでした。なじみやすい味のブラバソースと香ばしく揚がったおいもが冷えたビールによく合い、疲れが吹き飛んで元気を取り戻したことをよく覚えています。
その後の滞在中、立ち寄ったバルでは必ずこのブラバスを注文して食べてみましたが、お店によって全く異なるものが出てきました。フライドポテトそのものだったり、ブラバソースでなくただのケチャップだったりマヨネーズだったり、おいもがべちゃっとした仕上がりだったり・・・。「正しいレシピ」は存在しない料理なのでしょう。

今回ご紹介したレシピは、最初のお店で食べた一番おいしかったおいもとブラバソースを、帰国後に再現してみたものです。
なお、写真では見た目の都合上で緑を散らしてありますが、現地のブラバスには青みは添えられず、ただただシンプルです。
材料(2人分)
所要時間: (準備: 調理:)
2〜4個

ポイント:1個の大きさによって個数は変えてください
適量

ブラバソース

大さじ1

ひとつまみ



1
ブラバスの手順画像0枚目
じゃがいもを洗い、皮付きのままゆでる。ナイフの先等を刺して中まですっと通るようになれば火を止める。湯を捨ててそのまま冷ます。
2
ブラバスの手順画像1枚目
ブラバソースの材料をすべて小さなビニール袋に入れ、外側から手でよく揉み混ぜる。ビニール袋を使う理由は、ソースをしぼり出すのに便利なためなので、ラップを巾着のようにするなどなんでもよい。
3
ブラバスの手順画像2枚目
粗熱が取れた1の皮をむき、一口サイズに切る。
4
ブラバスの手順画像3枚目
揚げ油を中火で熱し、3を入れて表面が香ばしくクリスピーになるまで揚げる。
5
ブラバスの手順画像4枚目
皿に盛り、ブラバソースを全体に回しかける。
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ブラバスのレシピのコツ
じゃがいもを皮付きのままゆでていったん冷ます作り方は、じゃがいも料理が多いドイツなどでもよくされている調理法です。この工程によりじゃがいものでんぷん質が変化して甘みが引き出され、よりおいしく仕上がります。
春から初夏のこの季節はじゃがいもの芽が出やすくなりますが、芽を取ったあとも周辺に残るといわれる毒素「ソラニン」は、茹でることで水にしっかり抜けるため安心です。さらに、作業の手間的にも皮が手でむけるようになって楽です。

揚げる際は、すでにじゃがいもが柔らかくなっているため、それほど時間をかける必要はありません。高めの温度で表面がカラッと揚がればOKです。

ブラバソースに日本のとんかつソースを使いますが、とんかつソースには原材料にさまざまな香辛料や野菜が使われているため、少し加えるだけでソース全体がおいしくなる効果があります。
揚げたてのおいも全体にたっぷりめにかけるとおいしいですよ。